現金2000万円では老後が不安?
老後の資金として「2000万円あれば大丈夫」という話題がネット上やニュースなどでよくみかけないですか?

でも、ほんとうにそれだけでこれからの生活が安心できるのでしょうか?
最近のインフレの影響を考えると、現金だけで2000万円を持っていても、その価値はどんどん目減りしてしまいます。
ワタシは、インフレ対策としてインデックスファンドに投資をしています。
今回の記事では、なぜインデックスファンドがインフレ対策に有効なのか、そのメリットを話していきますね。
2000万円の老後資金、ほんとうに十分?
「老後2000万円問題」という言葉が話題になったことがあります。
これは、老後の生活を支えるために必要な金額として2000万円が目安とされたものです。
でも、ちょっと待ってください。
2000万円と聞くと、ほとんどの人は現金2000万円をイメージするのではないでしょうか?
銀行の預金口座に2000万円が入っていれば、安心だと思うかもしれません。
今の銀行の定期預金の利率が5%~7%あってそれが続けばよいのでしょう。
ですが、預金の利率はそんなによくないですよね
定期預金の金利、最高でも1.25%か… 500万円預けて1年で6.25万円じゃ、インフレに勝てない やっぱり株で増やす方が夢あるな! #投資 #株式投資 #資産運用
— ギリギリコメディカル投資家 (@midorikusagame) 2025年8月13日
【2025年8月】500万円を1年、定期預金に預けるならどの銀行がいい?おすすめの定期預金 https://t.co/zzirJiFmRT
しかし、現実にはそう簡単ではありません。
なぜなら、インフレがあなたの資産をじわじわと侵食していくからです。
インフレとは、物価が上昇することでお金の価値が下がること。
たとえば、10年前に100円で買えたものが今は120円かかる、というイメージです。
このインフレの波に、現金だけで立ち向かうのはとてもヤバイです。
インフレが現金の価値を奪う
最近の日本でも、インフレの影響が目に見えてきています。
食料品や光熱費、ガソリン代など、毎日の生活で使うお金の額がどんどん増えていますよね。
自販機でコカ・コーラを買うことはない。でも本当にインフレの影響を受け500mⅬが200円ってえぐい。株式投資、インデックスファンド投資をしないとか言ってられない時代になっている。 https://t.co/8rFnW1lKat
— ギリギリコメディカル投資家 (@midorikusagame) 2025年9月29日
コカ・コーラのペットボトル500mlが200円って?どれだけ値上がっているんだよーー
と叫びたくなりませんか?
今後のインフレ率は、どれくらいになるのかわかりません。
仮に年によって2~3%以上になったとします。
このペースで物価が上がると、現金2000万円の価値は10年後、20年後に大きく減ってしまうのです。
たとえば、年3%のインフレが続くと、20年後には2000万円の購買力は約1100万円相当まで下がります。
つまり、半分近くの価値が消えてしまう可能性があるのです。
現金をただ持っているだけでは、老後の生活が苦しくなるリスクが高まります。
インデックスファンドがインフレ対策になる理由
そこでおすすめしたいのが、インデックスファンドへの投資です。
インデックスファンドとは、市場全体(たとえば日経平均やS&P500など)の動きに連動する投資商品のこと。
個別の株を買うよりもリスクが低く、長期的な資産成長が期待できます。
平均5%のリターンが期待できる
インデックスファンドの最大の魅力は、年平均5~7%のリターンが期待できる点です。
歴史的に見て、株式市場は長期的にはインフレ率を上回る成長を続けてきました。
たとえば、S&P500に連動するインデックスファンドは、過去数十年で平均年利7%前後のリターンを記録しています。
これなら、インフレによるお金の価値の目減りをカバーしつつ、資産を増やすことが可能です。
インフレに強い
資産形成現金はインフレで価値が減りますが、インデックスファンドは市場の成長に連動するため、インフレに強い資産と言えます。
物価が上がっても、企業の価値や株価はそれに合わせて上昇する傾向があるからです。
2000万円をインデックスファンドに投資すれば、インフレの影響を抑えながら、老後の資金をしっかり守れる可能性が高まります。
初心者でも始めやすい
インデックスファンドは、投資の知識がなくても簡単に始められる点も魅力です。
NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用すれば、さらにお得に資産を増やせます。
毎月100円から積み立て投資もできるので、2000万円を一括で投資する必要もありません。
コツコツと積み立てながら、インフレ対策を進められるのです。
現金とインデックスファンド、どっちが賢い選択?
現金2000万円をただ持っているだけでは、インフレで価値が減る一方です。
一方で、インデックスファンドに投資すれば、インフレを上回るリターンを期待でき、老後の資金をしっかり守れます。
もちろん、投資にはリスクもあります。市場の変動で一時的に資産が減ることもあるかもしれません。
でも、長期投資を前提にすれば、インデックスファンドは安定した資産形成の手段として非常に有効です。
まとめ
老後資金として2000万円を準備することは大切ですが、現金だけで持つのは危険です。
インフレによってお金の価値が減ってしまうからです。
インデックスファンドに投資すれば、年平均5~7%のリターンが期待でき、インフレに強い資産形成が可能です。
NISAやiDeCoを活用すれば、初心者でも簡単に始められます。
しかも、NISAやiDeCoであれば税金の面でお得な資産運用ができるのですよ。
インフレ対策をしながら、老後の安心を手に入れるために、現金でもつだけでリスクがあることを知りいまのうちに対策しておくことをおすすめします。










