日本の株式市場で株を取引するには100株単位でやることがほとんど。ということはある程度のまとまったお金がいるんですよ。
例えばJT、すなわち日本たばこ産業の株を100株買うとなると
- 株価:2737円
- 総額2737×100=273700円(手数料は除く)
となり、ヒトによっては「今月の手取りよりおおいでわないか!!」、ってさけんでしまいそうです。JTが特別に高いというわけではなく、日本を代表するアパレルメーカであるユニクロ、すなわちファーストリテーリングを買うとなると
- ファーストリテーリング
- 株価:27725円
- 総額:27725×100=2772500円
もう軽自動車が買えるというレベルです。ファーストリテーリングを買うには、個人差はあるものの1年間は貯金しなければならないということになります。
いざ買うぞ!となったそのときに、ファーストリテーリング株価が下がっていれば予定より安くかえラッキーですが、逆の場合だって十分ありえるですよね。
それでも日本株はぬけません。いやそれでは日本株は買えませんということに。
株は1株からかえるようになった
でも、株未経験者のアナタに朗報です。株経験者にも朗報ですよ。
証券会社さえ間違わなければ、現在は1株から日本株が買える時代になったんです。ほんとうに投資環境は年々よくなっているんですね。
ポイントは証券会社を間違えないこと、これが日本株を1株から買うためのマストになっています。
日本株は1株からかえる証券会社
日本株を1株から買える証券会社は
どの証券会社がいいのかというのは、今回の記事の中にふれないけれど、ワタシはSBI証券とLINE証券で1株単位で買っていますよ。
楽天証券も、単元未満の株取引がはじまりますね。 「かぶミニ」 株が身につくという、メッセージがこめられている気がするには、ワタシだけでしょうか? 三菱商事の株も1株からかえるから、うれしいですよね。 #投資家さんとつながりたい… https://t.co/MUz9SMbVcq
ワタシが調べた結果なんで、他にも1株から取引できる証券会社は存在するのかもしれません。
日本株を1株からかえるメリット
日本株を1株からかえるメリットは以下のことがあります。
- 少額からはじめことができるため、投資経験を積むことできる
- リスク分散がかんたん
- 長期投資に向いている
ということではないでしょうか
日本株を少額から始めることができる
さきほどの例にあげたJT、ファーストリテーリング
のケースをみてみればだんぜん株にとっつき安くなりますよね。
JTは3000円で株主になりますし、ファーストリテーリングは30000円で株主になれますよね。
日本株をリスク管理しながら分散して保有
1株から投資を行うことで、リスク分散が容易になります。
1株から投資を行うことができるため、いろいろな業種やいろいろな企業の株式を少額ずつ購入することができます。
これにより、投資リスクを分散することができ、バランスがとれたオリジナルのポートフォリオをつくることができます。
分散して投資を行うことで、会社単体の業績低下やコロナショックのような金融危機もぐっとこらえて対応できるはずです。
日本株で長期投資ができる
1株からの投資は、長期的な資産形成に適しています。1株から始めることで、少しずつ投資を行い、トータルで平均化された金額で株を購入できます。
そして時間の経過とともに資産を形成することができます。
長期的な視点で資産形成を行うためには、1株からの投資が有効な手段です。1株からの投資は、単価が安く、継続的な投資を行いやすいため、長期的な視点で資産形成を行いたい人におすすめです。
日本株を1株からかえるデメリット
日本株を1株からかえるデメリットは以下のことがあります。
ということではないでしょうか
株主総会に出席できないことがある
日本株を1株から取引できるようになったとはいえ、株主総会に出席し議決権行使するには通常単元株以上をもっている株主です。つまり100株はもっていないといけません。
1株づつ買っていった場合では、すぐに株主総会に出席することはできません。
株主優待品がもらえない
株主優待をもらうには、さきほど同様に単元株以上もっていないともらえないことが多いです。
ただ1株でももっていれば配当金はもらえますよ。
取引方法に制限がある
日本株を単元株の単位で取引をする時は
などの条件をつけていろいろな取引方法があります。
ですが日本株を1株で取引する場合は選択枝がほとんどありません。
LINE証券の場合では、そのときの時価でしか取引できません。
さいごに
日本株を1株からかえるメリット、デメリットについてかいていきました。
投資をずっとやってきた管理人としては、1株から買えるという状況は、投資環境がよくなったと実感します。
基本的に、個人投資家であれば機関投資家のように短期で利益をあげる必要はないため、スタンスとしては中長期投資ができます。
毎月貯金をする感覚で少しずつ株をかっていって、みなさんの資産形成につながればいいのかとおもいます。