ボランティアといえば、すぐ浮かぶのが災害復旧などにおけるボランティア活動がフォーカスされますよね。
でもねワタシいつも思うのですが、
献血は多くの人々が命を救うために貢献できる貴重なボランティア活動なんですよね。
ただ献血って、いま「A型の血液が不足してます」なんて話がでてきます。
今回は、献血を増やすために、血液の検査項目を増やせばいいのではという記事になっております。
結論としては
- 病気予防のために血液検査の感覚で献血をするヒトがふえる
からです。
献血における検査項目には現在も改善の余地があります。
ワタシの個人的な考えですが低密度リポタンパク質(LDL)と高密度リポタンパク質(HDL)の検査を追加してくれるといいと考えています。
LDLとHDLとは
まず、LDLとHDLについてご説明しましょう。
LDLは「悪玉コレステロール」として知られ、血管壁に蓄積されることで動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めます。
一方、HDLは「善玉コレステロール」として知られ、余分なコレステロールを肝臓に運び、動脈硬化の進行を防ぐ役割を果たします。
LDLとHDLの重要性と健康への影響
LDLが増えて、HDLが減ると、血管にダメージを受ける動脈硬化が進み脳梗塞や心筋梗塞などの血管の病気にかかりやすくなるんです。
LDLやHDLの変化があっても初期の段階では、なんも感じないんです。
今日はLDLが高いから頭が痛いとか、手がしびれるとかないんです。初期の段階では。
LDLやHDLが原因で症状がでているときってのは、かなり動脈硬化が進んでいるステージなんわけです。
だから常日頃、自分のおかれている状態をしっておくことは大切になってきますよ。
LDLとHDLの重要性を考えると、なぜこれらの検査項目が献血に含まれていないのか疑問に感じる方も多いでしょう。
検査項目にLDLとHDLを追加するメリットとは?
現在の日本の献血システムでは、献血された血液は主に輸血用として使用されます。そのため、重大な病気の予防や治療に役立つ情報を提供するための検査項目には限りがあります。
しかし、LDLとHDLの検査項目が献血に追加されることで、献血者と受血者の両方に利益が生まれる可能性があります。
例えば、献血者が自身のコレステロールレベルを知ることで、心血管疾患の早期発見や健康管理の手助けとなります。
献血の周期は
- 成人男性は12週間
- 成人女性は16週間
となっています。ということは、年に3~4回自分の血液の状態をフィードバックできますよ。
検査項目が病気予防によりフォーカスされればやってみようというヒトふえるとおもいませんか?。
ぶっちゃけ、血圧や脈拍、体重などは血圧計、パルスオキシメーター、体重計があれば定期的にはかれます。
血糖値も、お金がかかりますが測定器があればはかれます。
ただHDL、LDLにあってはそうはなりません。
また、受血者にとってもLDLとHDLの情報が提供されることで、適切な血液製剤の選択や管理が可能になり、治療効果の向上が期待できます。
さいごに
献血における検査項目の拡充は、医療の進歩と共に考えるべき課題です。現在の技術やリソースを最大限に活用し、より効果的な献血システムを構築するためには、検査項目の見直しと追加が必要です。
献血者がLDLとHDLの検査結果を得ることで、自身の健康管理に積極的に取り組む意識が高まり、予防医療の重要性が広まる可能性があります。
その結果、献血者の健康状態が向上し、より多くの人々が献血に参加する可能性が高まるでしょう。
献血における検査項目の現状と課題についての議論は、より良い医療システムの構築に向けた一歩となるかもしれません。
将来的には、技術の進歩と共に、さらなる検査項目の追加や精度の向上が期待されます。私たちの健康と医療の進歩のために、献血システムの改善に向けた取り組みが重要です。